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自転車についてのよくある誤解

自転車は渋滞の原因になる

「自転車が走っていると渋滞になる / 自転車インフラを整備しても渋滞は減らない」

返答

一般に、渋滞というものは自転車とは関係がなく、道路上の自動車交通量をそのまま反映した現象です。そうでないなら、渋滞は都市部の道路だけの現象で、(自転車が一台も走っていない)高速道路では全く起こらないはずです。

渋滞の原因は自動車交通、特に交差点の車列です。車やバスは自転車の後ろについている間は速度を落とすことになりますが、それがトータルの所要時間に影響することはあまりありません。同じ車列に同じ順番で並ぶ、その途中の速度が変わるだけなので、時間の損失は生じないのです。

道路空間を再配分して自転車に割り当てると、その道路を通る「人数」の観点では実は効率が上がります。典型的な自動車の車線は1車線で1時間あたり約2,000人を通すことができますが、同じ幅を自転車インフラに割り当てると、1時間に約10,000人が通ることもできます。

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