誤解一覧 ビンゴ! このサイトについて お問い合わせ
Twitter

自転車についてのよくある誤解

自転車は長距離移動に適していない

「人は色々な目的で長距離移動をするが、自転車ではそれができない」

返答

ありとあらゆる移動を自転車で、というのは明らかに非現実的ですが、現状において他の手段によってなされている移動の多くは、適切なインフラさえあれば自転車でも難なくカバーできる可能性があります。

例えばイギリスでは現在、乗用車やバンによる移動の約40%が3.2km未満で、これは自転車で約10分以内の距離です。イングランドの通勤の半数は4.8km未満、自転車で約15分以内の距離です。

適切に設計された道路があれば、この程度の距離ならほとんどの人が容易に自転車で走れますし、徒歩よりも激しい運動になるということもありません。また徒歩による移動を自転車に置き換えれば、もっと速く、便利になります。

優れた自転車インフラがあれば、人によってはさらに長い距離を自転車で走れるようにります。長距離自転車道や都市間自転車道は、オランダをはじめとするヨーロッパの国々では一般的です。

長距離移動のほとんどは今後もバスや乗用車、鉄道を利用したものになるでしょう。けれども移動全般の大部分は短距離であり、その手段には明らかに大きな転換の余地があります。移動距離が長く自転車を使うのが現実的でない場合があるからといって、もっと短い距離を自転車で移動するためのインフラ整備ができない理由にはならないのです。

良い資料をご存じですか?