自転車についてのよくある誤解
「車を運転できる所なら誰も自転車を使わない」
返答
マイカーを第一に考えて設計された地域で人が車移動を選ぶのは当然のことです。長距離移動でも多くの人が車やバス、鉄道、飛行機を選ぶでしょう。
しかしマイカーには、短距離移動に使う人が多くなり過ぎると渋滞や大気汚染を招くという大きな問題点があります。この状況は誰の利益にもなりません(石油会社は別ですが)。
町や都市の設計が自転車移動に適したものになれば、地域内の短距離移動、例えば学校や商店への移動には手頃で便利な自転車を使うのが当たり前になります。
自転車という交通手段が真剣に考慮されているオランダやデンマークのような国では、人々はすすんで自転車移動を選んでいます。それが安全で便利、快適なだけでなく、渋滞とは無縁で所要時間が読みやすいからです。これらの国の人々も、その気になればマイカーを使うことができます。ですが他の多くの国と同様、車が唯一の移動手段というわけではないので、マイカーはそれほど頻繁には使われません。
こうして自転車の利用度が高まることは、あらゆる人の利益につながります。車を運転する必要がある人も、短距離移動にマイカーを使う人々が生じさせる渋滞に足止めされずに済むのです。
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関連資料
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- Bicycle Commuting and Facilities in Major U.S. Cities: If You Build Them, Commuters Will Use Them — Transportation Research Board
- Bike lanes prove that transportation solutions can be cheap and effective — The Toronto Star
- Does free car parking make people drive cars? Certainly not when there is a better alternative — A View From The Cycle Path